さて、記念すべき(?)2記事目、何を書きましょう。
実はもう決めてます。
このブログは禁煙したい人のため、禁煙中の方のためのものです。
というわけで、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」
その「敵(煙草)」がどのように作られるのか、書いてみました。
紙巻タバコの作り方
パルプシートを作る
まず木の幹を粉々にして化学的に処理、植物繊維であるパルプを作ります。
さらにこれを薄く延ばし、シート状にします。
これでパルプシートの完成です。
ところで、この時粉々にしている「木の幹」ですが、タバコの木でしょうか?
いいえ、(ご存知の方もおられるでしょうが)違います。

上がタバコ畑です。
そうです、「樹木」ではありません。
だからパルプシートを作るために粉々にしている「木の幹」は本来のタバコとは無関係なものです。では何の「木」なのか?
・・・現在調査中です(笑)
とりあえずは、紙巻きタバコの主原料には本来のタバコではないものが多く含まれている、ということだけ理解しておけば十分です。
特に、煙草の箱を見ると必ず「ニコチン〇mg・タール〇mg」と書いていますが、この「タール」成分はこの時使われた木の幹に由来するものです。
したがって本来「タール」は天然の煙草とは関係のないものということになります。
紙巻きタバコの「葉」を作る
次に先ほど作られたパルプシートにニコチンを含ませます。
この時に使用されるニコチンは、昔は天然のタバコ葉由来のニコチンであったようですが、最近では人工のニコチンが多く使われているようです。
人工のニコチンを使う理由は、そちらの方がコストを抑えられるからです(養殖マグロと天然マグロの事情と似たようなものでしょうか)。
またタバコの種類によってニコチン量を調整できるのも人工ニコチンを使っているためです。天然のタバコ葉由来だとニコチン量の調整はできません。
そしてニコチンを含ませたパルプシートを粉々にし、紙巻きタバコの「葉」の完成です。
紙巻タバコの完成
さらにそれを紙で巻けば、我々のよく知る「紙巻タバコ」の完成です。

紙巻タバコの作り方まとめ
ポイントはふたつ。
1、紙巻タバコは製造の過程で既に本来のタバコとは無関係な「木の幹」を粉々にして入れられており、これによって我々の吸う(あるいは吸っていた)紙巻きタバコにタールが含まれるようになるということ。
2、製造の過程でパルプシートに含ませるニコチンは、人工物であることが多いということ。
この二つです。
そして2番目の「人工ニコチン」問題に関しては、中には天然のタバコ葉由来のニコチンをまったく含まず、100パーセントの人工ニコチンで作られている場合もあり、そうなるともはや紙巻タバコは「工業製品」といってもいいかもしれません。
参考:『Dr.苫米地の脱洗脳禁煙術』