禁煙外来や禁煙補助剤を使わずに禁煙しようと思っている方は、

でも自力での禁煙成功率ってどれくらいなの?
やっぱり難しいのかしら??
そんな疑問や不安を持つこともあるでしょう。
そこでこの記事では、自力での禁煙の成功率や、成功のヒントになりそうな幾つかの情報をまとめてみました。
禁煙補助剤・禁煙外来を用いない禁煙方法を検討中の方は、ぜひこの記事を読んで役立てて下さい。
自力で禁煙した場合の成功率は?
自力禁煙の成功率の低さ
自力での禁煙は一般に強い意志力が必要と考えられているため、特に禁煙グッズすら用いない場合には「根性禁煙」などといわれることがあります。

武器は俺の根性ひとつ!!
これが男の禁煙だ!!
かっこいいですけど、残念ながらこの禁煙方法は成功率が非常に低いとされています。
具体的には、禁煙外来・禁煙グッズなどを使わずに自力で禁煙する場合、禁煙成功率はわずかに10%程度だそうです。
これは自力での禁煙の難しさとともに、喫煙の依存性の強烈さを暗に物語るものです。
禁煙成功者の約8割は自力禁煙!?
しかし、情報を伝える媒体によってはこれとまったく方向性の異なるデータもあり、例えば禁煙成功者の8割は自力での禁煙による、という情報も見つかります。(240名の禁煙成功者への調査)
ちょっと混乱してしまいますが、とはいえ、この両方のデータが真実であるという可能性も捨てきれません。
というのも自力での禁煙成功率が10%であっても、理論上は、
- 10回禁煙にチャレンジすれば1回は成功する
- 10人が禁煙すれば1人は成功する
からです。
そして8割の人がそのような複数回の禁煙挑戦の末に、最後に自力での禁煙に成功した、ということも考えられます。
自力禁煙を馬鹿にすべからず
また、仮に成功率が10%という低い成功率が事実であっても、それで最初から自力での禁煙を馬鹿にしたり、

自力で禁煙!?
無理ゲー乙www
と思う必要はありません。
というのも、10人のうち一人だけ成功する人があなたではないという確証はないからです。
あなたが以前に自力での禁煙に失敗していても同じことです。
ほんの一工夫や今までの盲点への気づきが、思わぬ突破口になって禁煙に成功する可能性もあります。
だから一つのアプローチとして、「一工夫した上での自力禁煙」を選択肢のひとつとして考慮しておくことはけして悪いことではないのです。
自力の禁煙を成功させるためのヒント
ここから、自力禁煙を検討中の方のために自力での禁煙成功に役立つかもしれないヒントを幾つか紹介していこうと思います。
松本人志のつぶやき
禁煙補助剤・禁煙外来を用いないからといって、意志力が必要とは限りません。
言い換えれば、自力での禁煙の成功確率を上げるためには、これをいわゆる「根性禁煙」にしない工夫が大事だと思います。
それではどうすれば自力での禁煙を「根性禁煙」にしないで済むでしょうか。
そのヒントになるようなことを、かつて喫煙者だったダウンタウンの松本人志さんがつぶやいていました。
結局 禁煙は強く「辞める!」って思わないこと。そう思ってるうちはタバコを意識してるからムリ。明日から吸おうぐらいで良いのよ。その感じでオレは約10年吸ってないな〜。でも。やったー禁煙できたーって喜びは無いよ。だって明日から吸おうって感じやから。。。わかるかな?
— 松本人志 (@matsu_bouzu) May 23, 2013
これはなかなか面白いヒントだと思います。
この禁煙についてのつぶやきは2つに分解できます。
- 「禁煙を意識すればするほどタバコを意識してしまう」という逆説。
- 禁煙時の気の持ち様は「明日から吸おう」ぐらいがちょうどいい。
たしかに「禁煙」というワードはある意味で、もっとも鮮明にタバコを想起させるものです。
また例えば、人によっては「明日やろう」と思っていることを、その翌日になると再び「明日やろう」と先延ばししてしまい、ついにはやらずに済ましてしまった経験があるものと思います。
このような人間の怠惰さをポジティブに転化したものが、先の禁煙法といえるでしょう。
少し似た話ですが、某タレント(失念しました)はポケットにタバコとライターを入れたまま、「いつでも吸える」と思うことで禁煙に成功したといいます。
普通はタバコが手に入らないところに置くのが一般的でしょうから、このような方法で成功する人というのは珍しいです。
これは人の性格や気質が十人十色なのと同じで、禁煙の方法に「こうでなければいけない」というものはないのだと考えさせられるエピソードだと思います。
タバコを吸う理由(大義名分)を一つ一つ否定していく
次に非常にシンプルであるものの、これで成功したと何度か聞いたことのある方法を紹介します。
それは「自分の中でタバコを吸う理由をひとつひとつ否定していく」というもの。
実際にした方は「タバコを吸う大義名分を、ひとつひとつ自分で考えて、自己否定した」と表現しています。
具体的にどのようにしているのか引用してみます。
【タバコを吸わないとイライラする】
×本当にそうか?それならこの世のタバコを吸わない人は全員イライラしている?→NO
×自分は特別なカラダなのか→NO【禁煙するとご飯がおいしくなって太る】
×本当にそうか?それならこの世のタバコを吸わない人は全員太っている?→NO
×自分は特別なカラダなのか→NO【タバコはおいしい】
×本当に本当?→じっくり冷静に考えたことはあるのか?
×自分の一番好きな食べ物と比べてどっちが美味しい?→食べ物の方が美味しいに決まっている
×初めて吸ったタバコは美味しかった?思い出してみよう→マズイ
×子どもの頃に大人が吐くタバコの煙はどうだったか?→いやだった
詳しく知りたい方は以下を参照してください。
禁煙本
最後に、自力禁煙をいわゆる「根性禁煙」にしないためには、幾つかの禁煙本が役に立つかもしれません。
幾つかピックアップしてみます。
最初の『禁煙セラピー』は「この一冊から禁煙本の歴史は始まった」といっていい禁煙本の古典です。
それ以外の禁煙本はAmazonで評価の高いものを集めました。
『禁煙セラピー』と『リセット禁煙』には紙の本がありますが、それ以外はkindle(電子書籍)のみです。
自力禁煙まとめ
では自力禁煙についてここまで書いたことをまとめます。
自力禁煙まとめ
- 禁煙外来・禁煙補助剤を用いない禁煙の成功率は10%程度と非常に低い。
- 禁煙グッズすら用いない自力での禁煙は「根性禁煙」ともいう。
- 自力禁煙は成功率は低いものの、工夫次第で成功する可能性もある。
- 禁煙方法や発想を変えてみたり、禁煙本を読んでみると突破口が開けるかもしれない。
以上になります。
この記事がお役に立てば幸いです。